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ぼへ猫通信(473) 追悼 ~アキちゃんに捧ぐ~ [追悼]

毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
公園暮らしを「ぼへぼへ」と楽しむ猫たちの生活を紹介したくて、
『ぼへ猫通信 』やってます!

今回は、幸せになったばかりで旅立ったアキちゃんへの追悼。

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今年の3月半ば、公園のすみっこで、
ちんまり、うずくまっていた、子猫のお話を覚えていますか?

通りがかったご近所の人が見つけてくれて、ちょうど公園で朝食レストランを開いていた
私たちに保護された(たぶん)捨てられっ子・・・ 空き家の脇にいたから、アキちゃん。
上↑は、その朝、私たちの腕に抱きあげられた時の写真。(生後3カ月ぐらい)

どのぐらい野ざらしでいたのか・・・ 顔は鼻水や目やにでベタベタで、
だいぶ衰弱していたアキちゃんだけど、動物病院で療養し、美しいべっぴん猫↓になって、
1カ月後には、とっても素敵な里親さんに出会ったのでした。

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アキちゃんを見初めてくれた里親さんは、
おばあちゃん・お父さん・お姉さん・妹さん・先住猫さん、の4人+1にゃん家族。
とくに、お父さんがアキちゃんに一目惚れのようすで、すぐに幸せなご縁が結ばれました。

新しいお家にいって、翌日にはご家族となじみ、先住猫さんとも打ち解けて、
元気な子猫らしく、毎日、先住猫さんに跳びかかって、夜な夜な大運動会が開かれている・・・
そんな、楽しい近況が、私たちにも聞こえてきていたのに。。

それが、今週の日曜日に、突然の訃報・・・ ある日、ゴハンを食べなくなって、
すぐに動物病院に行って、いろんな検査をし、治療もしたのだけれど・・・
10日も経たないうちに、ちいさな命は、散っていってしまったのだそうです。

・・・アキちゃんが新しいお家に暮らして、4カ月とすこし。
幸せになったばかりだったのに。 これから、ずっと幸せな日々が続くはずだったのに。
神様はいぢわるで、ささやかな幸せの芽を摘みとってしまった。。

たった8カ月半ほどの命を生きて、天に召されたアキちゃんが、
その半分以上の日々を、里親さんの愛情に包まれていたことが、せめてもの慰めです。

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こんなことがあると、ずっと公園で暮らしている子も、うちで飼っている子も含めて、
その命が、今日も幸せで、すこやかに永らえていることが「とくべつな奇蹟」とも思える。
・・・アキちゃんの早すぎる旅立ちは、あたりまえの平穏な日々は、とても儚いということ、
だから、ちゃんと心して、愛おしまなければならない、ということを、私に教えてくれた気がします。


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