ぼへ猫通信(549) 花散りて [さよなら]
毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
公園暮らしを「ぼへぼへ」と楽しむ猫たちの生活を紹介したくて、
『ぼへ猫通信 』やってます!
今回は、桜映えした美猫・みずきさんに、さよならを。
初夏のような暖かさにつつまれて、公園の桜が、はらはらと散っていった公園。
いつもなら、花びらの風景に、美しく佇む三毛猫・みずきさんを撮るところなのだけれど・・・
残念ながら、今回のみずきは、どれも、ずっと昔の写真。
・・・もう、春も、秋も、四季に彩られた公園の風景とともに、この美しい子の写真は撮れない。
・・・私が、公園でいちばん美しいと思っていた三毛猫・みずきは、もう、いないからだ。
みずきは、ふだん、けっして愛想のいい猫ではなかったけれど、
自分が美しいということ、日本の艶やかな風景に似合うということを、心得ていたようで、
とくに、こんな、花びら舞い散る日は、舞台のまんなかでモデルさんになってくれた。
その、バランスのいい色合いの三毛柄も、ちょっと憂いのある表情も、
ひらり、はらりと、春が散りゆく、情緒豊かな風景に、とても似合っていて、
私は、毎年、みすきをモデルに、そんな移ろう春の写真を撮るのを、楽しみにしていたのに。
・・・みずきが、いなくなったのは、去年の10月。
秋になって、だんだん食が進まなくなって、顔を見せない日も増えてきて・・・
ある日、公園のはしっこに姿を見せたと思ったら、私がゴハンのお皿を届けるのも待たずに、
ひらりと姿を隠したまま、もう、二度と戻ってくることはなかった。
生まれた時期を思い返して、数えれば、15歳の秋になっていたのだ、と思う。
風に舞う花びらのように去っていった、みずきさんに、美しい想い出で、さよならを言おう。
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
公園暮らしを「ぼへぼへ」と楽しむ猫たちの生活を紹介したくて、
『ぼへ猫通信 』やってます!
今回は、桜映えした美猫・みずきさんに、さよならを。
初夏のような暖かさにつつまれて、公園の桜が、はらはらと散っていった公園。
いつもなら、花びらの風景に、美しく佇む三毛猫・みずきさんを撮るところなのだけれど・・・
残念ながら、今回のみずきは、どれも、ずっと昔の写真。
・・・もう、春も、秋も、四季に彩られた公園の風景とともに、この美しい子の写真は撮れない。
・・・私が、公園でいちばん美しいと思っていた三毛猫・みずきは、もう、いないからだ。
みずきは、ふだん、けっして愛想のいい猫ではなかったけれど、
自分が美しいということ、日本の艶やかな風景に似合うということを、心得ていたようで、
とくに、こんな、花びら舞い散る日は、舞台のまんなかでモデルさんになってくれた。
その、バランスのいい色合いの三毛柄も、ちょっと憂いのある表情も、
ひらり、はらりと、春が散りゆく、情緒豊かな風景に、とても似合っていて、
私は、毎年、みすきをモデルに、そんな移ろう春の写真を撮るのを、楽しみにしていたのに。
・・・みずきが、いなくなったのは、去年の10月。
秋になって、だんだん食が進まなくなって、顔を見せない日も増えてきて・・・
ある日、公園のはしっこに姿を見せたと思ったら、私がゴハンのお皿を届けるのも待たずに、
ひらりと姿を隠したまま、もう、二度と戻ってくることはなかった。
生まれた時期を思い返して、数えれば、15歳の秋になっていたのだ、と思う。
風に舞う花びらのように去っていった、みずきさんに、美しい想い出で、さよならを言おう。