ぼへ猫通信（452） ちっちゃなアキちゃん

毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
公園暮らしを「ぼへぼへ」と楽しむ猫たちの生活を紹介したくて、
『ぼへ猫通信 』やってます！

今回は、ぽつんと捨てられていた、アキちゃんのお話。



久しぶりに抱っこした、ちっちゃな子猫･･･　軽くて、やわらかくて、ふんわりと温かい。
この子は、今週の火曜日、公園の入り口のすぐ脇に、ぽつんと、うずくまっていた。

その日、私たちが、公園で猫たちにゴハンを配りはじめた頃、
よく通りかかるご近所の方が、慌てたようにやってきた。「ねぇ、あそこに子猫がいるよ！」
･･･って、指さした場所をのぞきにいくと、あらら。。
ちんまり、うずくまった、サビの毛玉??　　まぎれもなく、子猫!!! 
近づいても、逃げようともせず、抱き上げると、じょうずに、くるんと手の中に収まった。



いつから、いたんだろうなぁ･･･
目やにがベタベタで、鼻水もズルズルだけど、身体はほとんど汚れていない。
抱っこしていても、暴れたり不安げな様子もないし、ノラ生まれの子とは思えない。
･･･ほぼ100％の確率で、「捨てられっ子」だと思う。



とにかく、まだ赤ちゃん年齢の捨てられ子猫を、このまま公園に置いておくわけにはいかない。
公園レストランが終わったあと、すぐに動物病院に連れて行って、そのまま保護することに。
抱いた感じでは、せいぜい生後2カ月ぐらいかと思ったのだけれど、先生のお見立てでは、
「やせているせいで、小さく見えるけれど、そろそろ3カ月じゃないか？」とのこと。
･･･そして、私たちが考えていたよりも「だいぶ衰弱している」と言う。
しばらく入院して元気を取り戻しながら、里親探しをすることになった。

近くの「里親探しの会」に話をしたら、いま「子猫いますか？」という問合せがすごく多くて、
こんなに人馴れしていて可愛い子猫なら、すぐに里親を見つけてあげる、という (^.^)

･･･もう、公園に戻ってくることはないけれど、たった1日だけでも「公園っ子」だったんだから、
公園での名前をつけてあげよう。　空き家の脇で見つかったから、名前は「アキちゃん」

アキちゃんは、もう心配ないね♡
ベタベタの目やにも、ズルズルの鼻水も、み～んな病院で治してもらって、
これから、ずっと元気に幸せに暮らせるお家が、きっと見つかるんだからね (^_^)b